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【少年野球】素人親子でも出来る、守備の練習方法!小学校低学年向け

2023年3月1日

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今回はプロの野球指導者のパパに聞いた”小学校低学年向けの守備練習方法”をご紹介します!

守備練習と言えば、キャッチボールをまず思い浮かべますね!
逆に、素人にはそれ以外であまり親子で出来そうな練習って思い浮かばないですよね…

「そもそもこのキャッチボールの練習方法って合ってるの?」
「守備練習にバリエーションを持たせたい!」

そんな想いを抱かれている方向けに、安全に楽しく練習できる子ども用の練習メニューをまとめました!

野球素人の私でも出来る内容です!

執筆者&監修者の紹介

執筆者:野球素人ママ「アオイ」

◇30代、ワーママ(子どもは年中さんの男の子1人)
◇趣味は「子ども」と「仕事」。平日はとっても忙しい!
◇野球は全くの素人!(学生時代はテニス部)

インタビュー・監修:野球指導者パパ「ケンスケ」

◇30代、全年齢対象の野球パーソナルトレーナー!指導歴は10年以上
◇小学3年生から野球を始め、現在も草野球プレイヤー
◇過去には学習塾の先生をやっていたこともあるため教え方はピカイチ!
◇かなりコアな知識まで豊富な野球オタク

こんな方におすすめ

  • 家で出来る練習メニューが知りたいパパママ
  • 少年野球チームの練習メニューを検討中の監督・コーチ

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もくじ

野球における「守備」の重要性

守備

野球は、2チームに分かれて試合を行います。
「攻撃」「守備」をそれぞれのチームが1回ずつ行うことで、次の回に進みます。
そして、「攻撃」「守備」が入れ替わるタイミングは、「守備」が以下のような動作を行い3アウトを取ったタイミングです。

【アウトとなるタイミング】
・守備が、地面やフェンスに触れていないボールをキャッチする。
・守備が、ボールをランナーの進塁先へ送球するか、ランナー本人にタッチする。
・ピッチャーが、三振を取る。

守備がアウトを取らないと、相手側の攻撃ターンは終わりません。
攻撃時に点を取るのと合わせて、守備時に点を取らせない(アウトを取る)ことはかなり重要です。

守備に必要なのは「観察眼」と「判断力」

守備はバッターが打ったボールを捕球する能力が一番大事だと思われる方もいるかもしれませんが、最も重要なのは「観察眼」と「判断力」です。

守備はボールが追いかけている時、捕球している時に、どの塁にボールを投げようか考えているのでは遅すぎます。
イニングが始まる前に、次バッターの打球の傾向やランナーがどこにいるのか等を踏まえて、ある程度どの塁にボールを投げるべきかを考えておく必要があります。
また、バッターのスイングを見て、どのあたりにどのようなボールが飛んできても良いようにあらかじめ捕球イメージを頭に入れておき、実際試合が動いたらすぐに反応が出来るようにするべきです。

ある程度の予測を立てていないと、捕球ミス・走塁ミスなどのエラーの要因になります。

予測を立てる為には、よく試合を観察し、とっさの時に動けるように予測を立て、瞬時の判断力が試されます。

2人以上で出来る、守備練習3パターン

それでは、早速守備練習について見ていきましょう。
小学校低学年以下の子に教えることを想定した練習メニューです。

❶キャッチボール

キャッチボール

野球の練習というと真っ先に思い浮かぶのがキャッチボールではないでしょうか?
二人以上の選手が投球と捕球を繰り返す練習のことです。

我が子が所属している少年野球チームもかなりの時間を割いてキャッチボールを行っています。

小学校低学年以下向け:キャッチボールの具体的な方法

相手と向かい合い、お互いに投球・捕球を繰り返します。
非常にシンプルな守備練習です。

子どもの肩が出来上がる前から、遠くに投げさせる必要はありません。
相手まで届かずワンバウンドで投球・捕球を繰り返していては、距離感やコントロールがつかめません。
ノーバウンドで相手の胸の位置に投げられるくらいの距離で、キャッチボールを行いましょう。

参考:おすすめの練習方法(ゴロ)

小学校低学年以下と楽しくゴロの捕球練習をするのであれば、ボールの股抜き練習をオススメします。

❶相手にゴロを投げてもらう。
❷右足と左足の間にボールを通すように立つ。(股抜き)

これをすることで、捕球予定ポジションに早期に入ることが出来るようになります。

上達するために意識すべきこと①:相手がキャッチできる球を投げる

勢い任せに好き勝手に相手が捕れないようなボールを投げて、相手に拾いに行かせるのはよくありません。
野球はボールを捕ったら必ず味方の選手に投げるスポーツです。
普段から相手の胸やおへそのあたりの捕りやすいボールを投げることを意識しましょう。

上達するために意識すべきこと②:いろいろなキャッチボールを試してみる

例えば、ワンバンで投げたり、フライで山なりのボールを投げてみたり、いろいろな打球を意識したキャッチボールをしてみましょう。
キャッチしてから素早く投げる練習も、より実戦に活かせる捕球センスが身に付きます。

参考:おすすめの練習方法(小さい子)

★柔らかいボールを使って、素手でキャッチ!

大人が柔らかいボールを使ってフライやゴロを投げ、子どもに素手でキャッチさせましょう。

柔らかいボールを使っているので、指をケガする心配もありません。
また、グローブを使うとグローブの端っこでもボールが捕れてしまいますが、素手だとしっかりと手の中心で捉えなければキャッチが出来ません。
そのため、グローブの中心でボールを捕る練習になります。

❷立膝キャッチ

下半身が使えないため、上半身の動きやグラブ捌きを上達することが出来ます。

小学校低学年以下向け:立膝キャッチの具体的な方法

基本的に二人一組で行います。
最初は難易度の低いゴロから捕る練習をし、慣れてきたらバリエーションを持たせてみます。
例えば、左右に振ってみたり、速度を変えてみたり、バウンドさせてみたり、あらゆるケースを想定して練習してみましょう。

上達するために意識すべきこと①:全部前で捕るのではなく、引いて捕る練習も行う

立膝キャッチは身体の前の方でボールを捕ろうとしがちですが、腕を引いて捕るという動きの練習も行うと良いでしょう。

バウンドが合わない時やバウンドが変わった時に、前で捕ろうとすると上手く捕れないことがあります。
そういうときに、腕を引いてバウンドにグラブを合わせに行く動きが重要になります。

上達するために意識すべきこと②:グローブと反対側の球は逆シングルで捕る

立膝キャッチは逆シングルの練習にも有効です。
足が動かせないため、反対側に来たボールは逆シングルで捕るしかなく、自然と逆シングルが身に付きます。

参考:逆シングルとは?

グローブをはめている手と反対方向の打球を、グローブを反対側に伸ばして片手で掴むこと。
身体の正面でボールを捕ることが基本と言われていますが、正面に回り込んでいてはキャッチが遅れる場面では、タイムロスの少ない逆シングルで捕球する場合があります。

❸ノック(ゴロ・フライ・実戦形式)

ノック

ノックとは、ノッカーと呼ばれる人(少年野球チームの場合、主に監督やコーチ)が自分でトスを上げて、守備をしている選手に向かって打球を飛ばし、守備がその打球を捕る…という一連の守備練習のことを言います。

ゴロやフライの守備練習、実践形式の守備練習など様々ありますが、ノッカーが子どもたちの野球スキルに応じて、ボールを打ち分ける必要があり、ノッカーの難易度も高いです。

小学校低学年以下向け:ノックの具体的な練習方法

ノッカーが打ったボールをグローブで捕球します。
捕球したボールは、ノッカーの傍で待機している監督・コーチ・選手へ返球します。

キャッチボールよりもノックの方が、打球が速く威力も強く実戦に近いボールの守備練習になります。
また、ノッカーの力量にもよりますが、捕りやすい位置にボールが飛んでくるとは限らないため、その点においても実戦に近いと言えるでしょう。

上達するために意識すべきこと①:早く捕球位置に入る

まず早く捕りやすい位置に入るのが大事。
当たり前ですが、打球をノーバンでキャッチすれば、アウトに出来ます。
ゴロの場合も、捕球してから送球までを余裕を持って行えます。

上達するために意識すべきこと②:捕ったあとの送球を考えて、なるべく体の中心で捕球する

グローブを突き出してボールを捕るのではなく、なるべく体の中心に近い場所でボールを捕りましょう。
そうすることで、ボールを捕ったあとにすぐに投球動作に入れるため、スムーズに送球することが可能になります。

上達するために意識すべきこと③:速い球の場合は、横や逆シングルでも捕れるように練習する

上段では、なるべく体の中心で捕球するべしと記載しましたが、打球が速い場合は間に合いません。
速いボールに対応できるよう、横や逆シングルでも捕れるように練習はしておきましょう。

上達するために意識すべきこと④:フライはグローブを出して追いかけない

フライを捕る際に、よくグローブを突き出してボールを捕りに行く子がいますが、落下点に入ってから捕る寸前にグローブを出すようにしましょう。

グローブを出していると、走るのが遅くなったり、グローブが陰になってボールが見えなくなる可能性があります。

自宅で一人でも出来る、守備練習3パターン

一人で練習

次に、自宅で一人でも出来る、自主練用守備練習メニューをまとめました。

❶天井に向かって投げたボールをキャッチ

寝ながら天井に向かってボールを投げ、それをキャッチする練習です。
フライが飛んできた時にキャッチする感覚を疑似体験できます。

また、まっすぐ投げる練習にもなります。

小学校低学年以下向け:具体的な練習方法

上を向いて寝転がったまま、ボールを天井に向かって投げます。
ボールを投げる高さは練習にはあまり関係ありません。
使用する道具は、グローブを付けて硬いボールを使用しても、素手で柔らかいボールを使用してもOKです。

上達するために意識すべきこと①:真上に投げる

真上に投げることで、まっすぐボールを投げる練習にもなります。
真上に投げないと寝転がった自分の捕球可能範囲にボールが落ちてこないので、いちいちボールを拾う為に起き上がるのも手間だと思いますし、コントロールをよくしたい子は特に意識しましょう。

上達するために意識すべきこと②:肘を肩の位置まで上げて投げる

実際の投球フォームに近い形で肩を使ってボールを投げるようにしましょう。
肩を使わずに投げる練習をして、真上に投げられるようになっても実戦で活用できません。

注意点①:顔に落とさない/柔らかいボールで練習する

顔に当たると痛いですし、ケガの危険もあるので、十分に注意しましょう。
小さいうちは柔らかいボールから始めることをオススメします。

注意点②:天井や壁、家具にぶつけない

一軒家であれば問題ないかもしれませんが、共同住宅に住んでいる場合は、天井や壁にぶつけると大きな音がするため近隣から苦情が来てしまう可能性があります。
また、家具等に当てても故障の原因となりますので、天井や壁・家具にはぶつけないように注意して練習しましょう。

❷壁当て

壁当て

壁に向かってボールを投げて、返ってきたボールを捕球する練習です。
公園には、ストライクゾーンが色付けされている壁当て用の壁もあります。
投球練習も守備練習も一緒に行うことができます。

小学校低学年以下向け:具体的な練習方法

文字通り、壁に向かってボールを投げます。
そして、転がってきたボールを捕ります。

まっすぐ投げないと、まっすぐボールは返ってきません。
正面上部に投げれば、フライの守備練習になります。
正面下部に投げれば、ゴロの守備練習になります。
少し左右に振って投げれば、シングル・逆シングルの練習にもなります。

上達するために意識すべきこと:様々な投げ方をして、様々な捕り方を練習する

相手がいないため、好きなところに投げられることが壁当ての利点です。
利点を活かし、フライやゴロや左右に振ってみたり、様々な投球&捕球の練習が可能です。

毎回、全く同じ打球・送球が来るわけではないので、あらゆるボールに対応できるようにしておきましょう。

❸野球観戦

野球観戦

野球観戦もオススメです。

実際にプロ野球の試合を生で見に行けたら良いのですが、なかなか金銭的にも厳しいことや、子どもが小さいと長時間集中して観戦することが難しい場合もありますので、子どもが小さいうちは家での野球観戦をオススメします。

小学校低学年以下向け:具体的な練習方法

プロの試合を見て、ルールや同じポジションの選手の動き方などを学びましょう。

野球観戦にオススメ!❶DAZN

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子どもの好きな球団であれば、学習意欲が高まること間違いなし!

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野球観戦にオススメ!❷スカパー

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上達するために意識すべきこと:自分と同じ守備の選手の動きをよく観察してみよう

贔屓にしているチームを応援するだけでなく、自分と同じポジションを守っている選手の動きに注目してみましょう。
小学校高学年にもなれば、自分だったら同じ局面でどう行動するかを考えながら見ることも出来ると思いますが、低学年の子には難しいと思いますので、どういうタイミングでどのような動きをしているのか、大人が説明をしながら見るのも良いでしょう。

ただ、前提として小さい子にはまず野球を楽しみ方を学んでほしいと思いますので、最初のうちはお気に入りのチームを見つけ、一緒に応援をするだけでも良いと思います。

❹守備練習用のアイテムを使ってみる

一人で守備練習をするため用の道具を使ってみるのもオススメです。

おすすめはフィールドフォースの「フィールディングネット・イレギュラー」

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フィールディングトレーナーネットはサイズが大きく屋内で使用した時の圧迫感と収納に難ありでしたが、もう一つ小さいサイズの「フィールドネット・イレギュラー」はその問題を解決してくれる優れものでした!

野球の試合において「守備力」は非常に大事!

野球の試合では、点を取ることももちろん大事ですが、点を取らせないことも非常に重要です。
そのために、自分の守備位置の守り方についてちゃんと理解する必要があります。

小さいうちはまずはあらゆるボールの捕球に慣れるところから始めていきましょう。
小学校低学年でも、フライを捕ることが出来ればランナーをアウトに出来ます。

成長するにつれてルールを理解してきたら、実戦をイメージし一つ一つの動きを確認しながら捕球センスを磨きましょう。

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