【全年齢対象】野球中継でよく聞くけど、意味がわかりづらい単語集（カタカナ編）

こんにちは。アオイ＆ケンスケです。

野球中継やきゅうちゅうけいを見みているとよく聞きく単語たんごが、どういう意味いみなのかよくわかっていない方向かたむけの「単語集たんごしゅう（カタカナ）」をまとめてみました。
園児えんじにもわかるように、全すべての漢字かんじにフリガナをつけたので、ぜひ親子おやこで確認かくにんしてみてください♪

ア行（ア・イ・ウ・エ・オ）

インターフェア

攻撃こうげきや守備しゅびを妨害ぼうがいすることです。

例たとえば、バッターの打撃だげきを守備側しゅびがわの選手せんしゅが妨害ぼうがいをしたり、打球だきゅうを処理しょりしようとしている守備側しゅびがわの選手せんしゅに対たいしてランナーやバッターが捕球ほきゅうを妨害ぼうがいしたりすることを言いいます。

審判しんぱんによりインターフェアと判定はんていされると、「守備妨害しゅびぼうがい」の場合ばあいは妨害ぼうがいした選手せんしゅはアウト、他ほかの進塁しんるいした選手せんしゅは元もとの塁るいに戻もどることになります。
「打撃妨害だげきぼうがい」の場合ばあいは、バッターは一塁いちるいに進すすめます。

インフィールドフライ

ノーアウトまたはワンアウトで一いち・二塁にるいまたは満塁まんるいのとき、「内野手ないやしゅが通常捕球つうじょうほきゅうできるフライ」と審判しんぱんが判断はんだんした場合ばあい「インフィールドフライ」が宣告せんこくされ、バッターはアウトとなります。

ランナーは進塁義務しんるいぎむを失うしなうため塁るいにとどまっても良よいですが、アウトを賭として進塁しんるいすることもできます。

ウエスト

ピッチャーが意図的いとてきにボール球だまを投なげることです。
以下いかのとおり、主おもに2パターンのウエストがあります。

①盗塁とうるいやスクイズ、エンドランを防ふせぐため
②ピッチャー有利ゆうりなカウントで空振からぶりを誘さそうため

①は、盗塁とうるいやスクイズなどが予想よそうされるときに大おおきく外はずして様子ようすを見みたり、外はずすことで相手あいての作戦さくせんを失敗しっぱいさせたりする意図いとがあります。

例たとえば、ウエストした球たまでスクイズのサインが出でていた場合ばあい、相手あいてのスクイズは失敗◎しっぱいする可能性かのうせいが高たかくなりますし、サインが出でていなかったとしてもウエストすることでバッターやランナーの動うごきを確認かくにんすることができます。

②は、「釣つり球だま」や「見みせ球だま」も同おなじ意味いみで使つかわれています。
これは、バッテリーが有利ゆうりな状態じょうたいでアウトを取とるための作戦さくせんです。

例たとえば、カウントが2ストライクの時ときのバッターの心理しんりを考かんがえてみましょう。
後あとがないので、次つぎのボールを振ふりたいと思おもうのではないでしょうか。

バッターが振◎ふってくれる可能性かのうせいが高たかく、ボール球だまを投なげても「振ふれば三振さんしん」「打うたれたとしても、ヒットになる確率かくりつが低ひくい」ので、安全あんぜんにアウトが稼かせげます。

このように、ボールカウントに余裕よゆうがある時ときに空振からぶりや打うち損そんじを誘さそう球たまも「ウエスト」といいます。

エンタイトルツーベース

審判しんぱんがバッターやランナーに2つ先さきの塁るいへ進すすむ権利けんりを与あたえることです。

例たとえば、打球だきゅうがワンバウンドで外野がいやのフェアスタンドに入はいった時ときはバッター・ランナーそれぞれに2つの進塁しんるいが認みとめられます。

オブストラクション

「走塁妨害そうるいぼうがい」のことです。
守備側しゅびがわがランナーの走塁そうるいを妨害ぼうがいする行為こういのことです。

例たとえば、ランナーをアウトにしたいときに、守備しゅびがランナーにタックルするなどの危険行為きけんこういをすることを防ふせぐためのルールです

カ行（カ・キ・ク・ケ・コ）

ゲッツー

正式名称せいしきめいしょうは「併殺へいさつ」「ダブルプレー」です。
1つのプレーでアウトを2つ取とることを言いいます。

コールド

事情じじょうにより、審判しんぱんが途中とちゅうで試合しあいを打うち切きることを意味いみしています。
打うち切きられた試合しあいはコールドゲームと呼よぶこともあります。

コールドは審判しんぱんが決きめますが、以下いかのような条件じょうけんの際さいにコールドとなります。

①点数てんすうに大差たいさがついた場合ばあい
②天候てんこうや日没にちぼつによって試合続行しあいぞっこうが難むずかしい場合ばあい

試合しあいが成立せいりつするイニング数すうや点数差てんすうさは各大会かくたいかいごとに設定せっていされています。

サ行（サ・シ・ス・セ・ソ）

サイクルヒット

1試合しあいで一人ひとりのバッターが「単打たんだ」「二塁打にるいだ」「三塁打さんるいだ」「本塁打ほんるいだ」のそれぞれを1本以上打ぽんいじょううつことです。

スコアリングポジション

主おもに、ランナーが二塁にるいか三塁さんるいにいる場面ばめんのことを言いいます。
シングルヒット1本ぽんで得点とくてんが入はいる可能性かのうせいが高たかいためこの名称めいしょうが使つかわれています。

スチール

盗塁とうるいのことです。
盗塁とうるい（スチール）にも場面ばめんによっていろいろな言葉ことばがあります。

・「サイクルスチール」「パーフェクトスチール」
一人ひとりの選手せんしゅが1試合しあいで二塁にるい、三塁さんるい、本塁ほんるいの盗塁とうるいをすること。

・「ダブルスチール」
一塁いちるいと二塁にるいにそれぞれランナーがいて、同時どうじに盗塁とうるいをすること。

・「ホームスチール」
三塁さんるいランナーがホームベースに盗塁とうるいすること。

・「ディレードスチール」
相手あいてが投球動作とうきゅうどうさをしていないとき（セットポジション時じやキャッチャーにボールが届とどいてから）に行おこなう盗塁とうるいのこと。

セットポジション

ピッチャーが投なげる際さいに、マウンドでボールを両手りょうてに持もって一秒以上静止いちびょういじょうせいしする姿勢しせいのことです。

タ行（タ・チ・ツ・テ・ト）

ダグアウト

監督かんとくやコーチ、グラウンドに出でていない選手せんしゅの控ひかえ席せき（ベンチ）のこと。

タッチアップ

フライやライナーを野手やしゅが捕球ほきゅうしたとき、ランナーは一度帰塁いちどきるいする必要ひつようがありますが、帰塁きるいしたあとアウトを賭として進塁しんるいすることができます。
この進塁行為しんるいこういをタッチアップといいます。

トリプルスリー

バッターが同一どういつシーズンに「打率だりつ3割わり・30本塁打ほんるいだ・30盗塁とうるい」以上いじょうの成績せいせきを記録きろくすることです。
山田哲人選手やまだてつとせんしゅ（ヤクルト）はプロ野球史上唯一複数回やきゅうしじょうゆいいつふくすうかい（3回かい）トリプルスリーを達成たっせいした選手せんしゅです。

ナ行（ナ・二・ヌ・ネ・ノ）

ノーヒットノーラン

ピッチャーが相手あいてチームにヒットや得点とくてんを許ゆるすことなく勝利しょうりすることです。

ハ行（ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ）

ハーフウェイ

塁るいと塁るいの中間地点ちゅうかんちてん。
ランナーが打球次第だきゅうしだいで進塁しんるいと帰塁きるいのどちらでも出来できる位置いちのことです。

バスター

バッターがバントの構かまえで打席だせきに立たち、ピッチャーが投球動作とうきゅうどうさに入はいってからヒッティングに切きり替かえる打法だほうのことです。

パスボール

塁上るいじょうにランナーがいる状況じょうきょうで、ピッチャーの投球とうきゅうをキャッチャーが捕球ほきゅうできず、ランナーが次つぎの塁るいへ進塁しんるいすることです。

記録員きろくいんが「通常つうじょうキャッチャーが捕球ほきゅうできる投球とうきゅうであった」と判断はんだんした場合ばあいはパスボールが記録きろくされ、「キャッチャーが捕球不可能ほきゅうふかのうな投球とうきゅうであった」と判断はんだんした場合ばあいはワイルドピッチが記録きろくされます。

フルカウント

バッターのボールカウントがスリーボール、ツーストライクのこと。

ボーク

ピッチャーのマウンド上じょうでの反則行為はんそくこういのことです。

例たとえば、「セットポジションで完全かんぜんに止とまらなかった場合ばあい」や「ボールを投なげる動作どうさをしてから途中とちゅうで投なげるのをやめた」、「バッターが構かまえていないときに投なげた」場合ばあいなどがあります。

ボークと判断はんだんされると、
①ランナーがいる場合ばあいは、すべてのランナーが1つ進塁しんるいできます。（安全進塁権あんぜんしんるいけん）
②ランナーがいない場合ばあいは、ボールのカウントが1つ増ふえます。

ボールデッド

試合しあいが停止ていしされ、プレイが無効むこうとなることを言いいます。
例たとえば、「ファウルボール」「ホームラン」「ボーク（反則投球はんそくとうきゅう）」「デッドボール（死球しきゅう）」などのケースです。

※「ボールデッド」と「デッドボール死球しきゅう」は別物べつものなので注意ちゅういしましょう。

ラ行（ラ・リ・ル・レ・ロ）

リクエスト

プロ野球やきゅうにおいて、審判しんぱんの判定はんていを不服ふふくと感かんじた場合ばあい、監督かんとくがビデオ判定はんていを求もとめることが出来できる権利けんり。
1試合しあいに2回かいまで行使こうしできますが、リクエストが成功せいこうする（判定はんていが覆くつがえる）と残のこり回数かいすうは減へらず、失敗しっぱいする（判定通はんていとおり）と残のこり回数かいすうが減へります。

ワ行（ワ・ヲ・ン）

ワイルドピッチ

「暴投ぼうとう」のことです。
キャッチャーが捕球不可能ほきゅうふかのうだと判断はんだんされた投球とうきゅうで、ランナーを進塁しんるいさせることです。

ワインドアップ（ノーワインドアップ）

両手りょうてを頭上ずじょうに上あげるいわゆる「振ふりかぶる」投球とうきゅうをワインドアップ（モーション）といいます。

両手りょうてを胸むねあたりで止とめるモーションをノーワインドアップ（モーション）といいます。

今後こんごも随時更新予定ずいじこうしんよていです。
お楽たのしみに！