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少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめ

2023年6月19日

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少年野球チームの練習時間って長くありませんか?
土日は一日中練習しているチームも多いですが、それって適切な練習量なのでしょうか?

結論、長時間練習はデメリットも多く、短時間で集中して練習するメリットも多いです。
今回はそんな少年野球の練習時間についてまとめました。

執筆者&監修者の紹介

執筆者:野球素人ママ「アオイ」

◇30代、ワーママ(子どもは年中さんの男の子1人)
◇趣味は「子ども」と「仕事」。平日はとっても忙しい!
◇野球は全くの素人!(学生時代はテニス部)

インタビュー・監修:野球指導者パパ「ケンスケ」

◇30代、全年齢対象の野球パーソナルトレーナー!指導歴は10年以上
◇小学3年生から野球を始め、現在も草野球プレイヤー
◇過去には学習塾の先生をやっていたこともあるため教え方はピカイチ!
◇かなりコアな知識まで豊富な野球オタク

少年野球の練習時間は長すぎる?

少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめ

息子のチームは土日一日中練習してるけれど、それって普通なの??

今はだいぶ少年野球の在り方も変わってきましたが、休日は一日中野球の練習に明け暮れている野球少年もまだまだ多いのではないでしょうか?

個人的には長すぎると思ってるよ。土日両方半日、もしくは土日どちらかだけ練習するぐらいで良いと思う!

パパの意見としても、土日一日中野球の練習をするのは賛成ではない模様。
長時間練習の良い点悪い点を洗い出してみました。

長時間練習のメリット

長時間練習にも良いところがあるからこそ、続けているチームが多いのだと思います。
長時間練習には以下のようなメリットが考えられます。

体力がつく

一日中ずっと体を動かしているため、必然的に体力がつきます。
大会では炎天下の下野球を行うこともあるので、基礎的な体力をつけることは重要です。

先輩ママさんの息子さんも、入団1年目の夏は1日練習でヘロヘロになっていたそうですが、2年目からは体力がついたのか最後までしっかり練習をやり切れるようになったそうです。

幅広い練習メニューをこなせる

野球は投げる・打つ・走るの様々な練習メニューがありますが、全てのメニューをこなそうとすると時間がいくらあっても足りません。
練習時間が長ければ長いほど、チームメンバーと息の合ったプレイが出来るようになります。

長時間練習のデメリット

少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめ

適正な練習時間というものは特に定められていませんが、長く練習をしたからといって必ずしも良い結果を得られるとは限りません。

長時間練習には以下のようなデメリットが考えられます。

体を休める時間がない

平日は学校、毎週末は一日練習…と一週間を通してとにかく忙しい野球少年。
体を十分に休めないと疲れがたまっていき、野球だけではなく日常でもちょっとしたミスが増えたり、生活に支障が出てしまう可能性があります。

保護者的にも、ずっと付き添っているのは体力の限界がありますね…

頭を休める時間もない

体だけではなく、頭を休める時間を確保することも重要です。
野球は、送球時の判断(どこに投げるのか)・走塁時の判断(進むのか・戻るのか)など頭を使う場面も多いスポーツです。
平日は学校の勉強で頭を使っている(はず)なので、頭も一週間ずっとフル稼働で疲弊します。

チーム練習は「もっとやりたい!」ぐらいで終わるのがちょうど良いです。
「もっとやりたい!」という気持ちで終わると、残った時間を自分で考えて使うことが出来ます。
チームから与えられた練習ではなく、自分にとって今どのような練習が必要なのかを考えて練習するようになります。

結局は頭を使っているということにはなるのですが、子どもたちにも自分で練習メニューを考える楽しさ・ワクワクを感じてもらえると思います。

家族の時間もない

平日は学校や仕事、土日は一日少年野球だと、家族で過ごす時間が極めて少なくなります。
パパ監督・コーチやお手伝いママとしてグラウンドで一緒に過ごすことはあると思いますが、家族で何かをするような場ではないですよね。

過去には、「少年野球チームは休めないから、平日に学校をお休みして家族旅行をしている」と話しているママさんもいました。
子どもが「練習は絶対出たい!旅行より野球の練習!」というタイプなら仕方ない部分もあるかもしれませんが、土日のお休みがもう少し多ければ家族の時間もうまく確保できると思います。

怪我をするリスクが高まる

長時間練習を毎日行っていると、身体の使い過ぎによって怪我をしてしまうリスクが高まります。
身体の痛みを我慢しながら練習を続けていると、痛みの箇所をかばうような動作をしてしまい、結果的にはパフォーマンスが低下します。
それだけならまだしも、長期的な治療が必要となる怪我に繋がる恐れもあります。

練習は「量」より「質」

ただやみくもに練習量を増やすだけでは、野球は上手くなりません。
その選手の特性や役割に合った練習メニューを考える、「質」を重視した練習メニューを考えましょう。

野球の長時間練習が減らない理由

少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめ

野球の長時間練習にはデメリットも多いのに、なぜなかなか改善されないのでしょうか?
その具体的な理由として考えられるのは以下の2点です。

長時間やると”やった感”が出る、評価される

最近はだいぶ変わってきましたが、まだまだ日本人は質よりも量を重要視する傾向にあると思います。
例えば仕事において、本来は効率的に決められた時間内に仕事を終わらせることが出来る人の方が評価されるべきだと思いますが、仕事が出来なくても残業を頑張った人が評価されることがあります。
「長く練習をする=えらい・褒められるべきこと」という感覚が残っている監督・コーチも多いので、子どもにも同じようにやらせようとしますし、子どもも褒められるべきことだと思って長時間練習に対して何の疑問も持たず良しとしてしまいます。

ママ側は短時間練習で良いと思っていても、監督・コーチが拒否をするパターンもあるようです。

伝統?練習時間を変更する勇気がない

そもそも、これまでのチームの練習のあり方を変えることに抵抗があるため、練習時間を変更する勇気がないのです。
革新的な指導者の率いる少年野球チームでは半日練習を取り入れているところもあります。
伝統があるチームほど、これまでのスタンダードを変えることにかなりエネルギーがかかります。

地球温暖化で昔と今では暑さもだいぶ異なりますし、時代の変化に合わせて柔軟にチームの在り方を変えていく勇気は必要ですね。

野球の練習時間は短くても成功できる

少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめ

練習時間と野球の上達スピードに相関関係はあるのでしょうか?

結論、あまり関係はないようです。
下記にいくつか事例をまとめさせていただきました。

メジャーリーグ(MLB)の練習時間

メジャーリーグ(MLB)は日本よりも練習時間が短いです。

キャンプ中の練習時間は、日本の場合は夕方暗くなるまで練習をすることも珍しくないですが、アメリカでは全体練習が午前9時~午後1時くらいまでと短時間になっています。
特に投手の全体練習時間は短く、例えばメジャーで活躍をされていた田中将大投手はグラウンドに顔を見せたのは40分だった…という記事もありました。

ただ、アメリカは実力主義の正解。
結果を残さなければ、すぐにクビになってしまいます。
そのため、全体練習以外に個人個人が自分に必要なトレーニングを効率的に行っています。

短時間練習でも実績を残している高校野球チームもある

例えば、広島県の武田高校硬式野球部などが有名です。

元独立リーガーの岡嵜雄介監督が率いる同野球部は、1日1時間という短い練習時間にもかかわらず、2018年秋季広島県高校野球大会でベスト8に進出。
準々決勝で4対6で敗れたものの、強豪校をあと一歩のところまで追い詰めました。

同校は進学校でもあるため、平日は金曜日を除き7時間目まで授業があるそうです。
なおかつ、午後の練習時間も終わりがきまっているため、ほとんど練習時間はとれません。
土日は練習試合を組んではいるものの、練習量は他のチームと比較してもかなり少ないのが特徴です。

それでも、生徒が1人1台持っているタブレット端末を用いて、対戦相手ではなく自分や自チームのデータから課題分析をし、目標意識を持ってトレーニングに取り組んでいます。

進学校ということもあり数字に強い・分析が好きな子が多いという特長はあると思いますが、昔ながらの型にはまった練習方法ではなく、子どもたちに合った練習時間・練習方法を考え、実際のトレーニングに落とし込んでいるのは非常に良いですね。

半日練習の野球チームも増えている

昨今では、半日練習のみ、土日どちらかのみといった野球チームも増えてきています。
「実際行ってみたらイメージと違った」ということもよく発生するので、まずは体験からスタートするのが良いでしょう◎

空いた時間で野球塾に通うのもアリ◎

空いた時間にチームとは別の野球塾に通ってみるのも良いかもしれませんね!

例えば、「ベースボールスクールポルテ少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめは基本的に平日週1回、1時間~1時間半の練習です。

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短時間練習の3つの大きなメリット

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長時間練習のデメリットについては触れましたが、逆に短時間練習のメリットとはなんでしょうか?

野球と勉強や家族との時間の両立が可能

言わずもがなですが、野球以外の時間が増えるので、勉強や家族との時間を増やすことが出来ます。
園児、小学生、中学生、、、今しか出来ないことがたくさんあると思います。
野球以外のことにも目を向けて、様々な経験を積み新たな知識を得ることが、まわりまわって今後の野球生活の中にも生きてくる場面は多いはずです。

もちろん、完全に野球以外のことに目を向けろ!という話ではなく、家族や友人とプロ野球観戦に行くのも良い経験だと思います。
チームから決められた野球メニューをこなすだけでなく、自分で野球について考えながら学びたい・体験したいと思ったことは、積極的に挑戦してみましょう。
そのために、少年野球には一定のゆとりが必要だと考えています。

残った時間を自主練に当てられるから個人スキルが上がる

チームでの全体練習が減ると、残った時間は自分に足りないスキルのための練習、得意を伸ばす練習をすることができます。
上でも触れましたが、メジャー(MLB)がまさにそうですね!
チームでの練習では選手ごとに弱点も得意も異なるので、各個人の弱点克服・得意を伸ばす効率的な練習メニューを組むことが出来ません。
結局、自己成長をするためには、自分のための練習をする時間を確保することが大事ですね。

体をしっかり休ませることが出来る(パパママの疲労軽減も!)

日々学校生活や野球生活でお疲れの子どもたちなので、成長期にしっかりと体を休めてあげることが非常に重要です。
長時間練習のデメリットでも触れたように、ケガのリスクが減りますし、パフォーマンスも向上します。

また、パパママも土日一日練習に付き合っていては、疲労が蓄積されてしまいます。
そして、子どもよりも疲労回復が遅いという悲しい現実もありますので、家族みんなが疲労で参ってしまわないように練習時間は短めの方が良いですね。

練習時間についてのまとめ

少年野球の練習時間って長すぎる?効率を考えた短時間練習のすすめ

土日一日練習を行っている少年野球チームは非常にたくさんありますが、野球が上手くなるためには「長時間練習」はMUSTではありません。
むしろ、ケガなどのリスクも大きい為、限られた時間を効率的に使える練習メニューを考えて実践することをオススメします。
子どもから監督・コーチに「練習時間を減らしてください」と言うのは難しいかもしれないので、しっかりと休養がとれるよう大人が練習時間を適切に管理しましょう。

最悪、チームを変えるという選択肢もあります

伝統を重んじる野球チームも多いので、いち保護者からの働きかけで今までの体制を変えるのはなかなか難しいと思います。
子どもも現状に不満を感じているようであれば、別の野球チームへの移籍なども視野に入れてみましょう。
その際には、同じことで悩まないようにしっかりと移籍検討中のチームの練習時間や練習についての考え方(代表・監督)は確認しましょうね。

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