夏が近づくにつれて、野球少年たちがこの暑さに耐えられるのか、熱中症にならないか、ママパパとしては心配ですね。
子どもだけでなく、日々監督やコーチをしているパパさんや、練習に付き添っているママさんも、一日中屋外で過ごすのは非常にしんどい!
今回は、野球練習中に熱中症の疑いのある子がいた場合に備えて「そもそも熱中症とは?」「対処方法は?」というところから、子どもやわが身を守るためのオススメ熱中症対策グッズをご紹介します。
執筆者の紹介
執筆者:野球素人ママ「アオイ」
◇30代、ワーママ(子どもは年長さんの男の子1人)
◇趣味は「子ども」と「仕事」。平日はとっても忙しい!
◇野球は全くの素人!(学生時代はテニス部)
そもそも熱中症とは?
夏が近づくにつれて熱中症に関するニュースが増えていきますね。
では、そもそも「熱中症」とは何でしょうか?
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症とは気温や湿度が高い環境で体温の上昇と調整機能がうまく働かず、どんどん身体に熱が溜まってしまい、「めまい」や「だるさ」といった症状を引き起こす状態をいいます。
熱中症で毎年多くの方がお亡くなりになっている、非常に怖いものです。
熱中症の症状
熱中症は身体が熱くなるイメージがあるかもしれませんが、軽症のうちは体温が上がらないこともあります。
そこで油断しては禁物。
放置すると重症化する可能性もあるので、熱だけで判断をしないようにしましょう。
【軽度の熱中症の症状】
めまい・呼吸や脈が速くなる・くちびるのしびれ・失神・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗 など
【中度の熱中症の症状】
頭痛・不快感・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・からだがぐったりする・力が入らない など
【重度の熱中症の症状】
意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温(40度以上の高熱)・異常行動 など
脳内の温度が上がると中枢神経に異常が起き、臓器などにも影響を及ぼします。
死亡するケースもあります。
熱中症を引き起こす要因
激しい労働や運動を行い体が発熱した状態や、暑い環境下において体が十分に対応できない状態は大変危険ですので、熱中症を引き起こす要因を理解して、熱中症になりづらい環境を整えるようにしましょう。
環境:熱中症になりやすい環境とは?
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、締め切った屋内、エアコンのない部屋、急に暑くなった日、熱波の襲来
屋内でも屋外でも、「暑いな」と感じたら注意したほうが良いでしょう。
屋内でも注意は必要です。
「まだ暑さに耐えられる」と思ってギリギリまで扇風機で頑張ろうとするのも危険です。
適切にエアコンも活用しましょう。
行動:熱中症になりやすい行動とは?
激しい筋肉運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給できない状況
少し前に通園バスの中で園児が熱中症で亡くなる事件もあったと思いますが、暑くて水分補給も出来ない環境は大変危険ですね…!
子どもは特にちょこまか動き回ってすぐに汗だくになっていることが多いので、こまめに水分補給をさせるなど注意しましょう。
カラダ:熱中症になりやすい体質とは?
高齢者や乳幼児や肥満の方、糖尿病や精神疾患といった持病、低栄養状態、脱水状態、二日酔いや寝不足
高齢者や乳幼児の方については、しっかりと熱中症になりやすい環境・行動面に気を付けて生活をしましょう。
その他の項目については、健康的な生活を心がけていれば一定回避できるものではないかと思います。
精神疾患の方は、薬の副作用で発汗抑制によって体温調節機能が低下したり、そもそも自身の症状に無関心で熱中症になりやすい環境を回避しない傾向にあるため、なりやすいみたいです!まわりの方も注意しておきましょう。
参考
◇ 「熱中症警戒アラート」のメール配信を活用して、熱中症対策!
環境省・気象庁が、令和3年より全国を対象に「熱中症警戒アラート」の情報発信をしています。
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予想された際に出されます。
無料のメール配信サービスもあるので、受け身でも情報を受け取れる状態にしておくと安心ですね!
https://www.wbgt.env.go.jp/alert.php
熱中症の応急処置方法(オススメサイト)
応急処置については、専門的にまとめているサイトがたくさんあります。
ここでは素人でもわかりやすかった熱中症の応急処置方法がまとまっていたサイトをご紹介します。
「熱中症予防のための情報・資料サイト ~熱中症を防ぐために知っておきたいこと~」
◉ 熱中症予防のための情報・資料サイト ~熱中症を防ぐために知っておきたいこと~
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html
厚生労働省が運営するサイトです。
応急処置のポイントなどが図や絵でわかりやすくまとめられています。
「熱中症ゼロへ ~みんなの力で熱中症をゼロにしよう~」
熱中症を防ぐために出来ること
熱中症の要因がわかれば、熱中症を防ぐ方法も見えて来ますね。
ポイント
◉ のどが乾く前にこまめに水分補給をする
◉ 暑いところを避ける
◉ 暑いときは無理をしない
◉ 外出時には日傘、帽子を着用する
◉ 涼しい服装をする
◉ マスクは適宜はずす
【熱中症対策】カラダを外側から冷やす ※大人・こども共通
それでは、熱中症対策グッズについて見ていきたいと思います。
まずは、外側から体を冷やすことの出来るグッズからご紹介します!
こちらは大人も子どもも関係なく使えるものが多く、またスポーツ以外の用途でも使用できるので家庭に一つ以上揃えておいても損はないと思います。
氷嚢(ひょうのう)
熱中症対策だけでなく、ケガした時や寝苦しい夜などにも使えます。
大きさや氷を入れる口の広さなどが購入時のポイントです。
瞬間冷却パック
使用シーンに合わせて、冷却持続時間やサイズなどに注意して購入しましょう。
再冷凍出来るかも一つのポイントです。
冷却シート
カラダにペタっと貼れるタイプのものなら、両手が空くので便利ですね。
スポーツの後に限らず、体調不良時やちょっと頭を冷やしたい時にも最適です。
冷却スプレー
スポーツでのアクシデント直後に応急処置の一つとして活用できるアイシングスプレーです。
氷タオル・クールリング
首元をひんやりさせておくだけでだいぶクールダウン出来ますよね。
いろいろなタイプのものがあるので、好みの首回りひんやりアイテムを見つけましょう。
我が子の少年野球チームでも、激しくない練習中にクールリングつけている子いました♪
タープテント
タープテントは1つ2つくらい持っているチームも多いのではないでしょうか?
ママが設営することも多いと思いますので、軽くて簡単なものが好ましいですね。
【熱中症対策】カラダを外側から冷やす ※おとな編
応援や準備等でチーム練習に来ているママパパにオススメしたい熱中症対策グッズはこちらです。
過去に「【少年野球】ママにオススメの観戦&お手伝いファッション~夏コーデ~」という記事でも、ママ向けのオススメ夏アイテムを紹介しているので、併せてご覧ください。
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ハンディファン
「【少年野球】ママにオススメの観戦&お手伝いファッション~夏コーデ~」の記事でも触れていますが、少年野球に限らず夏場はハンディファンなしでは外に出られません。
扇子・うちわ
個人的には仰ぐのも億劫なのでハンディファン推しなのですが、扇子やうちわも電池が切れる心配などがないので一つあると安心だなと思っています。
「水うちわ」は冷たい水につけて涼むタイプのうちわです。お高いですがオシャレですね!
ネッククーラー
子どもが練習中に使うイメージではないですが、応援中の大人はこういう文明の利器は使ってもいいんじゃないかと個人的には思っています。
価格帯が比較的高いので、お金に余裕がある方はご検討ください。
日傘
「【少年野球】ママにオススメの観戦&お手伝いファッション~夏コーデ~」の記事でも触れていますが、周りに人がいない場合などは日傘があるとだいぶ涼しく過ごせます。
※野球観戦の応援時などは周りの方のご迷惑になるので、なるべく避けましょう。
帽子・サンバイザー
「【少年野球】ママにオススメの観戦&お手伝いファッション~夏コーデ~」の記事でも触れていますが、日傘が使えない場所(応援席などの狭い場所)では帽子は必須です!
サンバイザーでとってもキュートなものがありました♪
頭頂部を覆う面積が多いサンバイザーであれば、熱中症対策として有効ですね。
冷感マスク
人が集まるところではまだまだマスクは携帯しておきたいですね。
(マスクは必須着用ではないため、暑い時はマスクは外したほうが良いです…!)
必要な場面でサッと出して使う用に、暑い夏に使える冷感マスクは一つ持っておくと重宝します。
【熱中症対策】カラダを内側から冷やす ※こども・大人共通
次に、体内に入れることで体を内側から冷やす熱中症対策グッズについてもご紹介します。
飲む・食べる以外に、飲み物・食べ物を冷やす為のグッズもコチラでまとめています!
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スポーツボトル
脱水症状が怖いので、とにかくたくさんの飲み物を持たせておきたいですね。
我が子の場合はまだ力がないので2リットルの特大水筒は持てないので持たせていませんが、小学校高学年にもなると2リットル+予備水筒を持っている子もチラホラ。
飲み物が足りなくなることがないように、子どもに必要な量が入るスポーツボトルを用意しましょう。
クーラーボックス
夏場に限らず、お弁当や補充用の飲み物を冷やしておくためにクーラーボックスを持ち歩いている子どもたちをよく見かけます。
保冷剤などを含め必要なものが入る容量か、子どもが持てる大きさ・重さなのかを確認の上、購入しましょう。
熱中症対策ドリンク
熱中症対策用のドリンクをわざわざ買う必要はないかもしれませんが、もし購入する場合はなるべくお得にまとめ買いすることをオススメします。
塩飴・塩タブレット
炎天下の中、カラダから失われる汗には、水分だけではなく塩分やカリウムなどのミネラルも含まれています。
失った塩分やカリウムなどを補うために、水と一緒に塩分も接種することが熱中症対策に有効です。
まとめ
熱中症は怖い病気です。対策は万全に整えましょう。
揃えたほうが良さそうなものがたくさんあって迷ってしまいますが、下記のような「熱中症対策キット」なども売られているので、バラバラと揃えるのが面倒な方や、野球チームの事務局で一つ持っておくと安心かもしれないですね♪
また、夏は紫外線量も増える時期。
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