我が子が少年野球チームに入団して、初めて「卒団式」を迎えます。
正直、「卒団式」というものに全く馴染みのない私には、どういうものなのかイマイチ理解が出来ておりません。
そんな中、先輩ママから求められる「卒団生へのメッセージ」。
我が子は小さいので、親にお願いをされたものの、どういう内容を書けば良いのかわかりません。
ゆくゆく子どもが自分で文字を書くようになったとき、どんなことを書けばよいのか聞かれてもスマートな例文を答えられる自信もありません。
一般的にはどんなことを書くのだろう?
喜ばれるメッセージってなんだろう?
文字が書けない子はどうしたらいいのだろう?
そんな悩みを抱える方向け、卒団式で在団生から卒団生へ贈る、手紙の例文をまとめました。
そもそも、卒団式とは?
少年野球に限らず、所属チームを卒業するメンバーへ、これまでの感謝の気持ちを伝え、新たな門出を祝うために開かれる式のことを「卒団式」と言います。
2月末から3月末ごろにかけて行われることが多く、式の内容はチームによってさまざまです。
催し物参考例
・在団生からの出し物(歌やダンス)
・スライドショーやメッセージ動画などの上映
・卒団生のスピーチ
・監督・コーチのスピーチ
・卒団生からコーチ・保護者への感謝の手紙
・記念品贈呈(チーム、監督・コーチ⇔卒団生)
・ゲーム(ビンゴ・クイズ大会など)
・OB、在団生との紅白戦
・記念撮影
全チームメンバーや保護者、コーチ、監督などが関わるイベントのため、準備は1月上旬くらいからスタートし、保護者間で協力をしながら作り上げていきます。
学童野球は、中学の部活動よりも長い間チームに関わり、親も送迎や弁当作り等で労力を割いた分、親子ともども、中学・高校の部活の卒部式よりも感慨深い想いを抱かれる方も多いようです。
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メッセージの基本構成
基本的には、これまでの感謝の気持ちや、楽しかった思い出などをエピソードを交えてまとめましょう。
ネガティブな内容(負け試合の反省等)や悪口などは好ましくありません。
また、普段は恥ずかしくて言えなかった卒団生への「憧れ」「尊敬」の気持ちなども、ぜひ最後に伝えましょう!
卒団生にとってもですが、卒団生の親にとっても、涙必至のメッセージになることでしょう。
ポイント
❶これまでの感謝の気持ちを伝える
❷具体的なエピソードを盛り込む
❸「尊敬」「憧れ」の気持ちも盛り込めるとベスト
❹「ネガティブな内容」「悪口」は絶対NG!
文字が書けない未就学児はどうしたらいい?
「文字を書く」ことにこだわる必要はありません。
我が子(保育園児)の場合もそうでしたが、上級生は土日は試合でホームグラウンドにいないことが多かったため、そもそも絡む機会が少なく、顔と名前が一致している卒団生はいませんでした。
誰かわからない人へのメッセージを書くのは、大人でも苦痛ですし、当たり障りのないことしか書けないのが当たり前だと思います。
だからと言って、親がそれらしい文章を代筆をするのは最も意味がないことだと思います。
そのため、「文章を書く」「上級生への気持ちを届ける」にこだわる必要はありません。(そもそも難しいです)
未就学児用:参考例
<メッセージ例文>
ひらがなを書くことが出来、仲の良いお兄ちゃん・お姉ちゃんがいる場合は、簡単なメッセージを書いても良いと思います。
・○○くん、いつもやきゅうをやさしくおしえてくれてありがとう。
・○○くん、○○(ポジション)いつもかっこよかったよ!
・○○くんのほーむらんすごかった!
・ぼくも○○くんみたいにかっこいいやきゅうせんしゅになりたい!
<メッセージ以外>
文章を書くのが難しい場合は、以下のような形でも良いでしょう。
・似顔絵を描く
・野球の絵を描く(バットや白球の絵/バットで白球を打っている卒団生の絵など)
・写真やシールなどで飾り付ける
在団生から卒団生へ贈るメッセージ例文
では、早速例文を見ていきましょう。
まずは、在団生から卒団生へ贈るメッセージ例文からご紹介します。
在団生からなので、基本的には卒団生への今までの感謝の想いを伝える内容が好ましいでしょう。
短文・寄せ書き用
例文
・卒団おめでとうございます!○○君は僕の憧れでした。中学でも野球頑張ってください!
例文
・卒団おめでとうございます!○○君から教えてもらったことを、自分も後輩に伝えていきたいと思います!
例文
・卒団おめでとうございます!○○君がいなくなるのは寂しいです。中学生になっても、チームに遊びに来てください!
長文・スピーチ用
例文
卒団生のみなさんへ
ご卒団おめでとうございます。
なかなか先輩と同じ試合に出ることはありませんでしたが、同じチームで試合に臨んだ時はとても心強かったです。
普段優しい先輩でしたが、時には厳しく、僕(たち)に野球のことも、野球以外の大事なことも教えてくれました。
今、僕(たち)が野球を好きで、練習を頑張れているのは、先輩の支えがあったからだと思っています。
チームの練習以外でも、練習につきあってくれてありがとうございました。
中学生になっても、たまにチームに遊びに来てくれると嬉しいです。
今まで本当にありがとうございました。
例文
卒団生のみなさんへ
ご卒団おめでとうございます。
先輩のプレーはいつもカッコよくて、僕(たち)にとって憧れの存在でした。
困っている時にはすぐに声をかけてくれる先輩がいたから、今日まで楽しく野球が出来ました。
そんな先輩が卒団してチームからいなくなってしまうと思うと、とても寂しいです。
でも、先輩の背中を見て学んだことを、これからは僕(たち)が後輩に伝えていきたいと思います。
中学でも、野球を頑張ってください。
僕(たち)も、大会で優勝出来るように精いっぱい頑張ります。
今まで本当にありがとうございました。
保護者から卒団生へ贈るメッセージ例文
次に、保護者から卒団生に送るメッセージ例文をご紹介します。
保護者からは、これまでの我が子の成長や頑張りにフォーカスした内容やこれからも一番の理解者であることを伝える内容が好ましいでしょう。
短文・寄せ書き用
例文
・卒団おめでとう!チームからは離れるけれど、まだ野球人生は始まったばかり!いつまでも応援しています。
例文
・卒団おめでとう!入団して○年、ほとんど休まず練習に打ち込んできた○○が誇らしいよ!
長文・スピーチ用
親子間の場合は、親子での印象深いエピソードなどを加えてみると良いでしょう。
例文
○○へ
ご卒団おめでとうございます。
入団当初は、チームに馴染んでやっていけるか内心ドキドキしていましたが、全く心配はいりませんでしたね。
暑い日も、寒い日も、休日は一日中練習をやり遂げて、野球の技術面の成長だけでなく、心身共に成長していく○○を見続けてきて、お母さんはとても誇らしかったです。
試合に負けた次の日は、家でも自主練に励んでいる姿を見ていたので、次こそは勝てますようにといつも心の中で願っていました。
試合の送迎やお弁当作り、汚れたユニフォームの洗濯など大変なこともありましたが、○○が好きなことを見つけ、一生懸命頑張っている姿を見ることが出来たので、チームに入って本当に良かったと思っています。
これからの人生、大変なこともたくさんあると思います。
しかし、チームで苦楽を共にした仲間がいて、困難な状況も乗り越えてきたこれまでの経験が、今後の人生を支えてくれると思います。
中学生になっても野球を続けると聞いているので、これからも応援していきます。
監督・コーチから卒団生へ贈るメッセージ例文
次に、監督やコーチから卒団生へ贈るメッセージ例文をご紹介します。
監督・コーチからも、これまで厳しい練習に耐えてきたことを誇り、この経験を活かして新しい環境でも力強く突き進んでほしいという想いを伝えるのも良いでしょう。
短文・寄せ書き用
例文
・卒団おめでとう!これまで厳しい練習に耐えてきた○○なら、どんな困難も乗り越えていける!中学でも頑張れよ!
例文
・卒団おめでとう!まわりへの感謝の気持ちを忘れず、中学でも○○らしく、頑張れ!
長文・スピーチ用
例文
卒団生のみなさんへ
卒団おめでとうごうざいます!
毎週一日中練習で大変だったと思うけれど、弱音を吐かずに頑張り抜いた君たちが誇らしいです。
試合には勝ち負けがあり、悔しい気持ちを抱いた日もあったと思うけれど、今年1年を通してみんなで野球を楽しめたと思っています。
君たちが野球を頑張れるように、いつも応援・協力をしてくれていた、お母さんとお父さんへの感謝の気持ちを忘れないでいましょう。
これから何か困難な場面に出くわしたとしても、このチームでの努力の日々を思い出し、乗り越えていけると信じています。
中学でも、頑張ってください。
自分の言葉で自分の想いを届けるのが大事
いくつか例文をまとめてみましたが、一番大事なのは、自分の言葉で伝えることです。
この例文をそのまま使うことはおやめください。
例文から、記載する内容や要所要所の言葉選びは参考にしていただければと思いますが、今まで卒団生を傍で見てきて感じたことをシンプルにまとめた方が、心に響くメッセージに仕上がります。
そこまで気負う必要はありませんが、卒団生の門出を後押しするような、そんなメッセージを目指しましょう。