少年野球のグローブ|ポジション別(投手/捕手/内野/外野)の特徴と型選択完全ガイド

こんにちは。アオイです。

少年野球のグローブは、ポジションによって形も大きさも違います。
そのため、「うちの子にはどれを選べばいいの?」と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、投手・捕手・内野・外野・オールラウンドのグローブを、ポジション別にくわしく紹介します。
型の選び方やサイズの測り方、おすすめのプロモデルまで、購入前に知りたいことをまとめました。

お子さんに合う1個を見つけるために、ぜひ参考にしてください。

ポジション別おすすめグローブ(2026 年 9 月時点)

ポジション選び方の目安確認したい特徴
投手用球種を隠しやすいこと隙間の少ないウェブ、手に合うサイズ
捕手用捕球の安定性を優先深さ、開閉のしやすさ、重量
内野手用守備位置に合わせる二遊間は操作性、三塁は捕球面の大きさ
外野手用守備範囲と捕球の安定性を重視長さ、ポケットの深さ、重量
オールラウンド用ポジションが決まっていない子に向く手に合うサイズ、扱いやすさ
ポジション別おすすめプロモデル
スクロールできます
商品名ポジション
ミズノ グローバルエリート RGブランドアンバサダーセレクション 伊藤大海モデルピッチャー
ミズノ グローバルエリート RGブランドアンバサダーセレクション 宮城大弥モデルピッチャー
ミズノ グローバルエリート RGブランドアンバサダーセレクション 大城卓三モデルキャッチャー
ミズノ グローバルエリート RGブランドアンバサダーセレクション 坂本勇人モデル内野手
ゼット ネオステイタス 内野用 源田タイプ内野手
ミズノ グローバルエリート ヌートバーモデル外野手
ミズノ グローバルエリート 森下モデル外野手
アシックス プロフェッショナルスタイル 田中広輔モデルオールラウンド

それぞれの内容に沿って、子どものポジションに最適なグラブを選ぶ判断基準を確認していきましょう。

この記事は 2026 年 9 月時点の最新情報をもとに作成しています。

目次

少年野球グローブのポジション別選び方|特徴と型選択の基本

少年野球のグローブをポジション別に選ぶときは、投手・捕手・内野・外野・オールラウンドの5つの特徴と、型選びの基本を知ることが第一歩です。

ポジションごとに求められる守備の動きに合わせて、ポケットの深さ・サイズ・ウェブの形が作られています。
自分に合ったものを選べば、お子さんのプレーや成長をしっかり支えられます。

ポジション別の特徴一覧(投手・捕手・内野・外野・オールラウンドの違い)

5種類のグラブの構造の違いを、表にまとめました。

守備位置によって、求められる動きは違います。
球種を隠す、衝撃を吸収する、素早く握り替える、遠くの飛球を捕る。
こうした動きに合わせて、グラブの形やパーツの作りも変わります。

ポジションポケットの深度サイズ(全長)主なウェブ形状特徴・機能的特性
投手用やや深め〜中程度中型(内野用よりやや大)網目の少ない閉じたタイプ(フラット系・バスケット系)投球時にボールの握りを隠せる。
体の開きを抑えやすい
捕手用(ミット)非常に深い捕手専用サイズ(厚みのある作り)ソリッドウェブ/ツーピース型強い球の衝撃を吸収しやすい。
捕球面のふちが厚く、捕球音が響きやすい
二塁手・遊撃手用浅め〜中程度コンパクト(小型)H ウェブ、クロスウェブ、I ウェブボールが手元に留まりやすく、捕ってから投げるまでが速い
三塁手用深めやや大きめ頑丈な網状・クロス系強いライナーやゴロの勢いを止め、確実に捕れる
外野手用縦に非常に深い長め(最も大型)網目の大きいウェブ守備範囲が広がる。
縦に挟むように捕れるので、ギリギリの打球も落としにくい
オールラウンド用深め(三塁手用ベース)中型〜やや大きめクロス系・H ウェブ内野のゴロも外野の飛球も対応しやすい

この表のとおり、ポジション専用のグラブは単なるサイズ違いではなく、守備の動きに合わせた作りになっています。

特に小学4〜5年生でポジションが固まってきたら、オールラウンド用から専用グラブへの切り替えを考える時期です。

投手用グラブの型選択(ヨコ型 vs タテ型)

投手用グラブには、グラブを握り込んで使う「ヨコ型(握り込み型)」と、縦に使う「タテ型(コントロール重視型)」の2つがあります。

どちらが合うかは、お子さんの投球スタイル(力投派かコントロール重視か)で変わります。

ヨコ型は、力強い投球に向いています。
親指と中指・薬指を寄せて閉じ、グラブ側の胸を強く引き込む動きを助けてくれます。

一方のタテ型は、グラブを縦に使うので、グラブ側の体が開きにくくなります。
体の軸が安定し、リリースポイントもそろいやすいため、コントロールを重視する投手に向いています。

ただし、型だけで軸やコントロールが決まるわけではありません。
大切なのは、実際の投球フォームとの相性です。

捕手用ミットの型選択(ボックス型 vs スタンダード型)

捕手用ミットには、親指と4本指で正面から挟むように捕る「ボックス型(タテ型)」と、親指側に寄せて捕る「スタンダード型(ヨコ型)」の2つがあります。

分かれ目は、捕球の確実性と送球の速さのどちらを優先したいかです。

ボックス型は、親指と他の4本の指でバランスよく力を入れられます。
ミット中央の深いポケットで、しっかり捕れるのが特徴です。

スタンダード型は、ポケットが親指寄りの浅い位置にあります。
捕ってからすぐ送球に移りやすいミットです。

学童野球では、軟式ボールがよく跳ねます。
ボールをしっかり包み込み、確実に捕りやすい「ボックス型(タテ型・深め)」がおすすめです。

サイズの測り方と選び方(身長・手のひらの外周・学年)

サイズは、身長・手のひらの外周・学年が目安になります。
そのうえで、手にちょうど合うかどうかも見ておきましょう。

いちばん避けたいのは、成長を見越して大きすぎるサイズを買うことです。
学年や身長だけで決めず、実際に手を入れて試してください。

  • グラブをはめて軽く開閉したとき、無理なく動かせるか
  • 腕を下げて軽く振っても、グラブが抜けないか
  • 指先が突っ張らないか
  • 手首のベルトが手首を締めつけないか

指先が突っ張らず、手首のベルトも締めつけない状態なら、ボールの感触がつかみやすく、捕球の上達にもつながります。

通販で買うときは、メーカーのサイズ表と、返品・交換の条件もあわせて見ておくと安心です。

→詳しくは「少年野球軟式グローブ完全ガイド!低学年高学年別サイズの選び方とおすすめ人気ランキング、最新情報まとめ」の記事をご覧ください。

少年野球 グローブ 投手用(ピッチャーグラブ)

少年野球の投手用グラブ(ピッチャーグラブ)を選ぶときは、まず「球種を隠す」「投球フォームを支える」という2つの役割を知りましょう。
この役割を押さえたうえで、ヨコ型とタテ型の違い、プロモデルの選び方へ進みます。

投手用グラブには、打者から握りが見えないようにする独自の役割があります。
そのため、ほかの野手用グラブとは作りが大きく異なります。

投手用グラブの特徴:球種を隠し、フォームを支える

まず大切なのは、打者やベースコーチから握りが見えないこと、つまり球種を隠す役割です。
ウェブ(人差し指と親指の間の網)に、隙間のないバスケットウェブや一枚革のものが使われるのは、そのためです。
投球時にボールの握りを隠せるので、打者はリリースの直前まで球種を見分けにくくなり、投手は有利に投げ進められます。

もう一つの役割は、投球フォームを支えることです。投手用グラブは、体の開きを抑える支点にもなります。
グラブを胸の前に強く引き込む動き(グラブ側のタメ)は、体の軸を安定させ、リリースポイントをそろえるために欠かせません。

ヨコ型とタテ型の選び方(力投派かコントロール重視か)

投手用グラブは、「ヨコ型(握り込み型)」と「タテ型(コントロール重視型)」に大きく分かれます。
お子さんの投球スタイルによって、合う型が変わります。

ヨコ型は、力強い投球に向いています。
グラブを握り込んで使い、親指と中指・薬指を寄せて閉じます。投球時にグラブ側の胸を強く引き込む動きを助けてくれます。

一方のタテ型は、グラブを縦に使うので、グラブ側の体が開きにくくなります。
体の軸が安定し、リリースポイントをそろえやすいため、コントロールを重視する投手に向いています。

ただし、型だけで軸やコントロールが決まるわけではありません。
実際の投球フォームとの相性が、いちばんの決め手です。

投手用プロモデル

力投派向けの伊藤選手モデルと、コントロール重視の宮城選手モデルがあります。

プロ選手モデルは、それぞれの投球スタイルに合わせて作られています。
お子さんの投球タイプに近いほうが、候補になります。

伊藤選手モデルを選ぶときの確認ポイント

伊藤選手モデルは、ヨコ型を採用した力投派向けのプロモデルです。
グラブを握り込んで胸を強く引き込む動きを助けるため、球威を求める投手に向いています。

宮城選手モデルを選ぶときの確認ポイント

宮城選手モデルは、タテ型を採用したコントロール重視のプロモデルです。
グラブを縦に使うことで体の開きを抑え、リリースポイントをそろえやすくします。

  • 投手用グラブのカラー制限(白・グレー禁止・最大 2 色)

投手用グラブは、打者の邪魔にならないよう、野手用グラブより色の制限が厳しくなっています。

全日本軟式野球連盟(JSBB)の規定では、本体カラーは捕球面・背面・ウェブを合わせて2色までです。
ただし、白・グレー、およびPANTONEの色基準14番より薄い色は使えません。

パーツごとに扱いが異なるため、購入前に、チームが所属する連盟や大会要項も見ておくと安心です。

少年野球 グローブ 捕手用(キャッチャーミット)

少年野球の捕手用ミット(キャッチャーミット)には、「衝撃を吸収する」「捕球音を響かせる」という2つの役割があります。
この役割を押さえたうえで、ボックス型とスタンダード型の違い、プロモデルの選び方へ進みます。

捕手用ミットは、投手が投げ込む強いボールを正面から受け止めます。
そのため、ほかの野手用グラブとは作りが大きく異なります。

捕手用ミットの特徴:衝撃吸収と捕球音

捕手用ミットは、外側の革の内側に、厚いクッション材が入っています。
捕手の手のひらを守りながら、投手にはっきりした捕球音を返す作りです。

この捕球音は、投手が自分の投球の調子を判断する手がかりになります。
捕手と投手のコミュニケーションにも役立ちます。

ボックス型 vs スタンダード型の選び方(確実性か送球の速さか)

型は、確実性と送球の速さのどちらを優先するかで分かれます。
捕手用ミットには、親指と4本指で正面から挟むように捕る「ボックス型(タテ型)」と、親指側に寄せて捕る「スタンダード型(ヨコ型)」の2つがあります。

ボックス型は、親指と他の4本の指でバランスよく力を入れられます。
ミット中央の深いポケットで、しっかり捕れるのが特徴です。

スタンダード型は、ポケットが親指寄りの浅い位置にあります。
捕ってからすぐ送球に移りやすいミットです。

学童野球では、軟式ボールがよく跳ねます。
ボールをしっかり包み込み、確実に捕りやすい「ボックス型(タテ型・深め)」がおすすめです。

捕手用プロモデル

少年用が販売されている大城選手モデルを例に、見ておきたいポイントを整理します。
あわせて、送球の速さを重視する場合のスタンダード型の考え方も紹介します。

選手モデルは、メーカー・シリーズ・年度によって仕様が変わります。
購入前に、型・サイズ・右投げ左投げの区分・在庫を、公式サイトや店頭で見ておくと安心です。

大城選手モデルを選ぶときの確認ポイント

ミズノのグローバルエリートには、大城卓三選手モデルの少年軟式用キャッチャーミットがあります。

確実に捕りたい捕手や、学童野球で「捕れた」という成功体験を積み重ねたい選手には、深めのポケットを作りやすいボックス型の考え方が合います。

スタンダード型を選ぶときの確認ポイント

スタンダード型は、ポケットが親指寄りの浅い位置にあり、捕ってからすぐ送球しやすい作りです。

送球の速さを重視する捕手や、高学年で盗塁を防ぐ役割を担う選手に向いています。

少年用として販売されているモデルは限られます。
商品名に「スタンダード型」「ジュニア軟式用」「捕手用」の表記があるものを探してみてください。

少年野球 グローブ 内野手用

少年野球の内野手用グラブには、「ポケットの深さ」と「握り替えの速さ」という2つのポイントがあります。
この2点を押さえたうえで、二遊間用と三塁手用の違い、プロモデルの選び方へ進みます。

内野手用グラブは、ポケットの深さと位置が大切です。
守るポジションによって、作りがはっきり分かれています。

内野手用グラブの特徴:ポケットの深さと握り替えの速さ

内野手は、打球を捕ったらすぐ送球する動きが求められます。

二塁手・遊撃手用は、内野手用の中でいちばんコンパクトです。
ポケットが浅めなので、ボールがグラブの奥に入り込みません。
捕ったらすぐ素手で握り直せるため、握り替えの時間を短くできます。

これに対して三塁手用は、内野手用の中で大きめで、ポケットも深めに作られています。

二遊間用と三塁手用の選び方(浅めポケットか深めポケットか)

ポケットの深さは、お子さんの守備位置で決まります。

二塁手・遊撃手(二遊間)用は、素早く握り替える動きに向いた、浅めのポケットです。
内野守備の中心にいる分、軽さや扱いやすさも大切になります。

三塁手(ホットコーナー)用は、三塁線や三遊間への強い打球に備えて、大きめで深めのポケットです。
強い打球をしっかり受け止めます。

内野手用プロモデル

二遊間用には、坂本選手モデルと源田選手モデルがあります。

プロ選手モデルは、それぞれの守備スタイルに合わせて作られています。
お子さんの守備位置やプレースタイルに近いほうが、候補になります。

坂本選手モデルを選ぶときの確認ポイント

坂本選手モデルは、二遊間の守備に向けた、浅めポケットのプロモデルです。
ボールが奥に入り込みにくく、捕ってすぐ握り替えやすい作りです。

源田選手モデルを選ぶときの確認ポイント

源田選手モデルは、素早い握り替えを重視した、二遊間向けのプロモデルです。
コンパクトなサイズと浅めのポケットで、打球を捕ってから送球するまでの動きがスムーズになります。

少年野球 グローブ 外野手用

少年野球の外野手用グラブには、「縦に長い作り」と「挟み捕りやすさ」という2つのポイントがあります。
この2点を押さえたうえで、小指2本入れとの相性、プロモデルの選び方へ進みます。

外野手用グラブは、遠くのフライや長打コースのゴロに対して、守備範囲を広げる役割があります。
そのため、野手用グラブの中でもとくに縦に長い作りです。

外野手用グラブの特徴:縦に長い作りと挟み捕り

外野手用グラブは、指先の部分が長いのが特徴です。
ウェブも、上下左右に引っ張られても耐えられる、網目の大きいタイプが好まれます。

捕球面全体が縦に長く、深い形になっています。
逆シングル(バックハンド)で捕るときや、地面すれすれのプレーでも、ボールを挟み込むように捕れます。

小指2本入れと外野手用の相性

小指2本入れは、外野手用グラブと相性がよいとされる装着方法の一つです。
深めのポケットを作りたい選手や、グラブで包み込むように捕りたい選手に向いています。

ただし、通常の指の入れ方のほうが扱いやすい選手もいます。
ポジションだけで決めず、実際の開閉のしやすさと捕り方も判断材料にしてください。

外野手用プロモデル

フライの捕球を重視したヌートバー選手モデルと、逆シングルに対応した森下選手モデルがあります。

ヌートバー選手モデルを選ぶときの確認ポイント

ヌートバー選手モデルは、フライの捕球を重視した、縦に長いプロモデルです。
指先が長く、ウェブも上下左右の引っ張りに耐えられる網目の大きいタイプです。

森下選手モデルを選ぶときの確認ポイント

森下選手モデルは、逆シングルや地面すれすれのプレーに対応したプロモデルです。
捕球面が縦に長く深いので、ボールを挟み込むように捕れます。

少年野球 グローブ オールラウンド用

少年野球のオールラウンド用グラブは、三塁手用がベースの作りです。
ポジションが決まっていない子に向けた選び方とあわせて、プロモデルを紹介します。

オールラウンド用グラブは、捕手用ミットと一塁手用ミットを除く、ほとんどのポジションで使えます。
小学1〜3年生や、野球を始めたばかりの子に向いています。

オールラウンド用の特徴:三塁手用がベースの作り

土台になっているのは、内野手用の中で大きめの三塁手(サード)用グラブです。
強い打球をしっかり受け止められる適度な大きさと、深いポケットがあります。

そのため、内野のゴロを捕るときも、外野のフライを捕るときも対応しやすい作りです。

ポジションが決まっていない子の選び方(学年・身長・手のサイズ)

少年用グラブのサイズ表記は、メーカーごとに違います。
S・M・Lの表記や、身長・学年の対応表などがあります。
基本的には、選手の身長と、手のひらの外周や長さに合うように作られています。

いちばん避けたいのは、成長を見越して大きすぎるサイズを選ぶことです。
グラブが手に対して大きすぎると、指先や手の甲に無理な力がかかり、グラブをうまく開閉できません。捕ったときの衝撃で手首を痛めたり、グラブが手から抜けたりするおそれも高まります。

オールラウンド用プロモデル

大谷選手モデルと田中広輔選手モデルがあります。

プロ選手モデルは、それぞれのプレースタイルに合わせて作られています。
ポジションがまだ決まっていないときの選択肢にもなります。

大谷選手モデルを選ぶときの確認ポイント

アシックスは、大谷翔平選手モデルの少年軟式用グラブを過去に発売しています。
2018年の少年用と、2020年のレプリカモデルがあります。

ただし、2026年9月時点の編集部の調べでは、新品の販売ページを見つけられませんでした。
メーカーの公式サイトや大手通販サイトにも、新品の掲載はありません。
販売ページはいくつかありますが、新品か中古かが分かりにくいものもあります。

購入前に、次の点を見ておくと安心です。

  • 商品ページに「新品」「中古」の区別があるか
  • 型、サイズ、右投げ・左投げの区分
  • 在庫があるか
  • 返品・交換の条件

新品にこだわる場合は、アシックスの公式サイトや、お近くの野球専門店で在庫を問い合わせると確実です。

田中選手モデルを選ぶときの確認ポイント

田中広輔選手モデルは、特定のポジションに偏らないバランス型のプロモデルです。
三塁手用グラブがベースで、守備の幅広い場面に使えます。

小指 2 本入れ(コユニ)のポジション別適応フロー

小指2本入れには、メリットと、ポジションごとの向き不向きがあります。
この記事では、「うちの子には合う?」を3つの質問で確かめるフローも紹介します。

近年は、MLBやNPBの選手の使い方をきっかけに、少年野球でも「小指2本入れ(通称:コユニ)」というグラブのはめ方が広まっています。

小指 2 本入れのメリット(テコの原理・ポケット・関節の動き)

通常のはめ方(各指袋に指を1本ずつ入れる方法)と比べて、小指側の指袋に小指と薬指の2本を入れると、どんなメリットがあるかを3つ見ていきます。

1つ目は、グラブを閉じる力を補いやすいことです。
子どもの小さな手や弱い握力では、グラブの硬い小指側の芯や折り目を曲げるのに、大きな力が必要です。
小指と薬指をひとまとめにすると、小指側に力をかけやすくなり、少ない力でグラブを開け閉めしやすくなります。

2つ目は、深いポケットができやすいことです。
人差し指をグラブの外に出し、中指を人差し指の指袋に、薬指を中指の指袋に移します。
すると、捕球面の中央(人差し指の下あたり)の革がたわみ、ボールが自然に収まる深いポケットができます。

3つ目は、手首や腕の動きがスムーズになることです。
手首から腕にかけてのひねり(回内・回外)がやりやすくなります。
体から遠い位置で捕る逆シングルでも、手の角度を保ちやすくなり、球際のボールを落としにくくなる場合があります。

外野手:特におすすめ(球際の落球防止)

小指2本入れは、外野手用グラブと相性がよいとされています。
深めのポケットを作りたい選手や、グラブで包み込むように捕りたい選手に向いています。

ただし、通常の指の入れ方のほうが扱いやすい選手もいます。
ポジションだけで決めず、実際の開閉のしやすさと捕り方も判断材料にしてください。

内野手:意見が分かれる(当て捕りと掴み捕)

内野手用グラブで小指2本入れを使う場合、従来の当て捕りには向かないとされています。
当て捕りは、ボールをグラブの面に当てて、素早く素手に持ち替える捕り方です。

一方で、立体的に縫われたデュアル構造のグラブ(ウイルソンの1786型など)には、小指2本入れに合わせた、縦に深いポケットのものがあります。
強い打球やイレギュラーバウンドを、しっかり掴んで止める守り方に向いています。

投手:体の軸が安定しやすい

投手が小指2本入れを使うと、投球のリリース時に、グラブを縦に強く絞り込めます。
体の軸が安定して、リリースポイントをそろえやすくなるので、球威やコントロールを高める助けになります。

ただし、型だけで軸やコントロールが決まるわけではありません。
実際の投球フォームとの相性が、いちばんの決め手です。

診断フロー:「うちの子には合う?」3つの質問

お子さんのポジションやプレースタイルから、小指2本入れが合うかどうかを簡単に確かめられます。

質問 1:ポジションは外野手ですか?

「はい」なら、小指2本入れを試してみる価値があります。
外野手用グラブとは相性がよく、球際で落とさないための助けになるかもしれません。

質問 2:球際のボールを落とすことが多いですか?

「はい」なら、深いポケットができて、グラブを確実に閉じられる小指2本入れが、課題の解消に役立つでしょう。

質問 3:グラブを開け閉めするのに、力が必要そうですか?

「はい」なら、テコの原理を生かした小指2本入れで、少ない力でも開け閉めしやすくなります。

最終的には、実際の開閉のしやすさと捕り方で決めてください。

少年野球グローブのよくある質問

サイズ選びの失敗、買い替えのタイミング、メーカー別の価格帯など、保護者の方が気になりやすい疑問に答えます。

グローブを「成長を見越して大きめ」に買うのはダメ?

成長を見越して大きめを買うのは、おすすめしません。

グラブが手に対して大きすぎると、捕るときに指先や手の甲に無理な力がかかり、グラブをうまく開け閉めできません。
捕ったときの衝撃で手首を痛めたり、グラブが手から抜けたりするおそれも高まります。

サイズは学年や身長だけで決めず、実際に手を入れて確認しましょう。

  • グラブをはめて軽く開閉したとき、無理なく動かせるか
  • 腕を下げて軽く振っても、グラブが抜けないか
  • 指先が突っ張らないか

通販で買うときは、メーカーのサイズ表と、返品・交換の条件もあわせて見ておくと安心です。

買い替えのタイミングはいつ?学年・身長・ポジションののどれが基準?

買い替えは、学年・身長・ポジションが決まってきたかどうかの3つを合わせて考えましょう。

小学4〜5年生(身長130〜145cm程度)でポジションが固まってきたら、オールラウンド用から、ポジション専用のグラブへの切り替えを考える時期です。

ポジションが決まった高学年なら、二遊間の素早い握り替えや、外野手の広い守備範囲など、守る場所に合った専用グラブへの切り替えもおすすめです。

ただし、専用グラブが必ず必要というわけではありません。
いちばんの基準は、今のグラブで困っていることがあるかどうかです。
手の大きさ、扱いやすさ、捕りやすさもあわせて見てください。

メーカー別価格帯(入門・スタンダード・ハイエンド)の違いは?

価格帯の違いは、主に素材の品質(人工皮革、牛革、北米産ステアハイドなど)と、加工の技術(湯もみ型付け、スチーム型付けなど)によります。
耐久性と扱いやすさが、価格に応じて変わります。

・入門・低学年向け(5,000円〜10,000円程度):
合成皮革(PVC)や、とても柔らかい普及用の革を使っています。

・スタンダード・主力向け(11,000円〜20,000円程度)
天然皮革(ステアハイドなど)が中心です。
耐久性と扱いやすさのバランスがよく、最も種類が多い価格帯です。

・ハイエンド向け(20,000円〜35,000円程度)
大人用のトップモデルと同じ、高級な北米産ステアハイドや特別な芯材を使った、最上位のシリーズです。

投手用グラブのカラー制限(白・グレー禁止)を守らないと、試合に出られない?

規定に合わない投手用グラブは、公式試合で使えない可能性があります。
ただし、使えなくなるのはグラブで、選手本人が出場できなくなるとは限りません。

全日本軟式野球連盟(JSBB)の規定では、投手用グラブの捕球面・背面・ウェブで使える色は、最大2色までです。
ホワイトやグレーなど、明るい色は使えません。

規定に合わないグラブは、試合前の用具確認で、使わないよう指示されることがあります。

大会や所属する連盟によって、確認の方法が違います。
購入前に、チームの指導者や大会の主催者へ問い合わせておくと安心です。

まとめ|ポジション別の特徴を理解して最適な 1 個を選ぼう

ポジション別の特徴を知っておくと、お子さんのプレーの上達につながります。
無理のないサイズと、ポジションに合う作りのグローブなら、体への負担を減らすことにも役立ちます。

ポジション専用グラブは、単なる大きさの違いではなく、守る動きに合わせた作りです。
この違いを知っておけば、自信を持って購入できます。

決め手になるのは、お子さんの成長、ポジションの特徴、サイズの合い方、連盟のルールの4つです。

低学年やポジションが決まっていない子には、手にちょうど合うオールラウンド用(三塁手用がベース)が向いています。
落とさず確実に捕れる成功体験を積んで、基本の動きを身につけることが先決です。

ポジションが決まった高学年なら、二遊間の素早い握り替えや、外野手の広い守備範囲など、守る場所に合った専用グラブへの切り替えも一つの手です。

ただし、専用グラブが必ず必要というわけではありません。
今のグラブで困っていることがあるかどうかが、いちばんの目安になります。

握力がまだ弱い子や、球際で落とすことが多い子は、「小指2本入れ(コユニ)」を試してみる方法もあります。
開け閉めしやすくなり、深いポケットもできます。

お子さんのポジションに合ったグラブが見つかれば、守備への自信が育ち、野球がもっと楽しくなりますよ。

→詳しくは「少年野球グローブの人気メーカーはどこ?ミズノ・ゼット・SSKなどおすすめ11社を徹底比較」の記事をご覧ください。

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この記事を書いた人


男の子(小学校低学年)のママ・パパです。
年中さんから「少年(学童)野球」を始めた我が子と一緒に、野球素人のママも一緒に野球を学び始めました。
先生は、子どもに野球を教える仕事もしている野球オタクのパパ!家族で「野球って何?」「少年野球ってどんなところ?」という初歩の初歩から学んでみました。

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